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いま、そのときに思っていること、感じたことを、述べたらなと思う次第であります。

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あなたと越えたい天城越え パート7

浄蓮の滝は、伊豆市湯ヶ島にある滝で、
日本の滝百選の一つに選ばれている滝でも
あります。
滝の名前の由来を調べて見ますと、かつてこの付近に浄蓮寺という名前の寺院があったことにより、その名前が付けられたとのことだそうです。

推定一万七千年前に出来たとされるこちらの浄蓮の滝。先程後にした湯本館さんの側を流れていた狩野川の上流域にあたるこちらは、滝の落差25メートルもあるそうで、そばに近寄ると、時に水飛沫も感じられて圧倒的な水量で迫力を感じます。

後ほど

あなたと越えたい天城越え パート6

松本清張氏が書かれた小説「天城越え」
もまた、川端康成氏が書かれた小説
「伊豆の踊子」と同様に天城峠を舞台に書かれた小説であります。

伊豆の踊子と同時代を舞台設定にした小説
であり、内容は主人公の10代の少年が殺人を犯してしまうかなりのサスペンスに満ちたものになっております。

石川さゆりさんが唄われた名曲「天城越え」は、作詞を担当された吉岡治氏が
松本清張氏の「天城越え」をモチーフにして書いたとされているそうです。


湯本館さんでの朝ご飯はじつに
美味しかったです。
小鳥たちのさえずり、狩野川のせせらぎの音、起きたてにいただきました美味しいお水…。心が洗われる気分であります。
焼きたての一夜干しの鮎、わさび漬けの奥行きのある味わい。やはり山葵の本場、市販品のものとは一味違います。ご飯がとっても美味しく感じますね。

川端康成さんもこちらの湯本館さんで朝ご飯をいただくひとときを実にこよなく愛されていたのではないかと思ったり致しました。やはり朝のひとときがこちらは一番ですね。絵も言えぬ清々しさが素晴らしいです。

爽やかな気分を感じながら、宿のスタッフの皆様に丁重に挨拶をして、次の目的地に向かうことに…
湯ヶ島温泉のバス停からバスに乗り、
浄蓮の滝のバス停に到着。

あなたと越えたい天城越え パート5

水は化学では酸素と水素で形成されている
そうですが、元素は目には見えないもの
なので、そうなのかなぁというのが
実のところの思いではあります。

水を美味しいと思うのは、よりピュアに感じられるかという、余計な味を感ぜずに
澄んだ、その水を飲むことでより引きこまれるような感覚を覚えること。

水の種類には硬水と軟水があり、
それぞれの違いはカルシウムとマグネシウムの含有量の違いからくるとのこと。
伊豆湯ヶ島の水が何故美味しく感じられたのかを、静岡県の情報でありますが下記の表を資料として見つけることが出来ました。

「おいしい水」の条件を旧厚生省(現厚生労働省)が昭和60年に「おいしい水研究会」を設立し、「おいしい水」の要件を示しておられます。
それによると、適度なミネラル分(蒸発残留物・硬度)や炭酸ガス(遊離炭酸)を含み、味を悪く感じさせる臭気や残留塩素が少ないことが挙げられるそうです。
伊豆湯ヶ島で味わった水もこの条件範囲内
に当てはまるのでしょう。

普段から東京の水、うちの方だと葛飾区にあります金町浄水場からの水に慣れている
から、余計に感じたのかもしれませんですが。自分の中では突き抜けるような美味しさを感じた湯ヶ島の水。
この水で自分で出汁を取ったらどういう味になるのか試したい衝動に駆られました。

湯本館さんでのお食事。
清流狩野川のせせらぎの音がやはり
圧倒的。
非日常感を否応なく感じさせていただきます。
戴いたお料理は、たぶん日々のルーティンなお料理だと思われますがかなりの熟練度を感じさせてくれます。
一品逸品がしっかりとした精度のある出来栄え。
特に前菜でいただきましたアマゴの甘露煮と姫サザエの旨煮に、こちらの板長の年季の入った技を思わず感じ入りました。

湯本館さん、僕の中では圧倒的なお水の美味しさが一番印象が残ったお宿でございました。

あなたと越えたい天城越え パート4

川端康成氏が一高時代に訪れた宿、福田屋さんを後にして次の目的地の今宵泊まることになります宿、湯ヶ島温泉にあります湯本館さんへ行くことに。


こちら湯本館さんは、川端康成氏が小説「伊豆の踊子」を執筆したお宿とのこと。
紛らわしかったのですが、先の福田屋さんは踊り子達との触れ合いを体験したところで、湯本館さんはその情景を小説として纏め上げた場所とのこと。

清流の狩野川の畔に位置するこちらの湯本館さん。自分の人生で一番美味しいと思った水に出会った場所。
忘れられない宿となりました。

川端康成氏が生前、自分の住まいのように
何度も訪れられたこのお宿。

自らも泊まってみて思いましたが、
そのお気持ちが良く分かりました。

此処にいるだけで自然と清らかな清々しい気持ちにさせてくれる
この地、湯ヶ島温泉。
忘れられない想い出となりました…

あなたと越えたい天城越え パート3

福田屋旅館さんを訪れました。
川端康成氏が一高時代に訪れた当時とほぼ
変わらぬ佇まいで。

小説「伊豆の踊子」をはじめて読んだ20歳の頃、その後にまさかこの地に訪れることになるとは思いもしませんでした。
えもいえぬ感慨深いものを感じました。

福田屋旅館さんの二階に上がらせていただきました。
多分何千人の方々が上がっただろうこのゆったりとした少し軋む階段を上がる時に、
自らの存在の立ち位置を考えてしまいました。
明治12年の創業。文化財にしてほしいくらいに、幾たびの歴史を重ねてきた凄味を
建物から感じ入ります。


川端康成氏も見ただろうお部屋の窓からの河津川の景色を見て、自らの胸の奥底から湧き出る高ぶるような感慨を、抑えるのが大変でありました。


自身初めて恋心を持つ対象として出会うことになった踊り子の一座の娘。
彼女を見つめる目は、今迄経験したことがない心激しく揺れ動くものであったに違いない。

その心情が自分の10代の頃に経験したことと思わず重なって見えて、ひどく胸が熱くなった瞬間でありました。