ご機嫌いかがですか?
いま、そのときに思っていること、感じたことを、述べたらなと思う次第であります。

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20代からの憧れのお店訪問 元赤坂「懐石 辻留」さん パート5

3品目は、お椀物がやって来ました。
鮮やかな朱色に黄金色の四つ割菱の施し。何処かで見たなと思って、後で家に戻って調べて見たら、戦国武将武田家の家紋でした。オーラが立ち昇って来るような勇猛な輪島塗のお椀。まずお椀の見事な色合いに思わず見惚れてしまいました。

お椀の蓋をゆっくり開けてみますと、
まるで黄金比約5:8ような綺麗に長方形に切り取られた黄色い鼈の玉子豆腐仕立てがお椀の中央に。そしてあしらいの芽葱の緑との色のコントラストが実に美しげに見えます。Iさんの奥様とは一品ずつ交互にお料理の配膳をしていただきました素敵な笑顔がとっても魅力的なこちらの仲居さんから、
予めお料理のご説明を受けておりましたので、お椀の蓋を開ける前のイメージで大凡の味についての
見当はついておりましたが、まずはその吸い地を一口いただきまして、ここ数年受けたことがない
食への衝撃を感じてしまいました。
段違いのレヴェルの高いお吸い物。
鼈のお椀でありながらすっぽんの風味を感じさせないすっぽんを磨きに磨いたようなお椀。
日本酒で言えば、大吟醸のような磨かれた吸い地の美味しさ。
浜名湖の服部中村養鼈場の鼈プラス鮪節プラス利尻昆布の最適バランスといえば
良いのでしょうか。配合まではさすがにわかりませんでしたが、最後の味の生姜の量まで
実に計算されておられます、完璧なお椀。
唯一、細かく切られた鼈の繊維質が幾分口に残ったのが難点といえば難点ですが、
それとて別にどういったことでもない。

過去東京の和食でいただいたお椀では、京味さん、松川さんでもこれほどの感銘は正直受けませんでした。
和食の本場京都では尊敬する高橋さんの瓢亭さん、先代の中東さんご兄弟がやられていたころに
美山荘さんでいただいたお椀物に匹敵するようなお味といえばよいでしょうか。
といっても比べること自体馬鹿げておりますが・・・。
京都源流の古から脈々と受け継げられた薄味ギリギリの旨味を伴う滋味重視のお味。
僕の中ではお椀の出来栄えだけに限定すれば東京屈指ではないかなあと思えたほどの
さすがは嘉一氏、魯山人氏といった偉大なる方々の薫陶を受けられた方というご主人辻義一さんの
巧みなる技の凄さをまざまざと感じた逸品でございました。

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