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南紀白浜紀行パート6

バスの行く山道は、前に進むにしたがって、なだらかな坂から急な山道に変わり始めて、対向車もごく稀に通るぐらいで、バスのエンジン音と蝉の鳴き声以外はしなくて、静かな道中であった。バスの車窓から見る景色は見渡す限り杉の木やら、ヒバの木やら、緑一面である。そういえば、久しくこのような木々に覆われた山中の中をバスで通った経験はなかったな。東京のような、少しせわしないところに普段ずっといると、こうした圧倒的な森林からもたらされるマイナスイオンは、全身をリフレッシュしてくれそうな感覚になる。このまま永遠にバスに揺られていたいような気分にも思えてしまう。おいおい?・・・バスに乗って一時間を過ぎたころになると、道路のところどころに、熊野古道入り口の案内の看板が目に付く。そして、なんとか王子前というバス停が多くなってきた。王子というのは、別にハンカチ王子とか、ハニカミ王子といった有名人をさすことではなくて(笑)、先程のパンフレットによると、古来より熊野信仰から、街道沿いに九十九王子と呼ばれる熊野権現の御子神が祀られたそうで、いまでは、社や石碑がそこに奉られているらしい。バスは、ちょうど中間地点のなかへち美術館前というバス停にようやくはじめて止まった。ここで5分間のトイレ休憩だそうである。僕もトイレに行こうと、とりあえずバスを降りて、降りたとたんに直射日光に思わず顔をゆがめたが、腕をぐぐっと伸ばして、背伸びをして軽く深呼吸して、近くにあったトイレに向かった。バスを降りたのは僕とおじいさんだけみたいで、二人で用をたしながら、顔を見合わせ、思わず微笑みながら暑いですね、と初めて会話した。おじいさんは大阪から来たみたいで、僕が東京から来たんですよと話したら、ちょっとびっくりしていた。トイレの洗面所で、顔を洗って、気分をリフレシュしてまたバスに乗り込んだ。バスは出発し、本宮に向かって進んだ。次の停留所でまた止まり、はじめて乗客が乗り込んだ。40代ぐらいの女性の方二人組であった。二人ともナップザックを背負って、結構汗をかいていた。たぶん、古道を歩いてきた人なんだろう。二人が乗ってきたら、停留所に止まる回数がどんどん増えてきた。乗ってきた方々は、ざっと見渡すと総勢12人ぐらいで、全て同じようにナップザックを背負って、一様に汗をかいていた。この暑さだから、当然だよなと思いつつ、ちょっとびっくりしたのは、乗ってきた乗客は全て30代から60代ぐらいまでだろうか、女性ばかりであった。凄いねえ。男は、僕とおじいさんだけだよ。熊野古道って、女の人に人気があるのかなあ?こういう人達は何を考えながら、厳しい古道の道を歩いているのだろうか?そんな余計なお世話的なことを考えていたら、やっと白装束をした修験道者風のいでたちの50代ぐらいの男の人が乗ってきた。男の人が乗ってきたら、なんとなく安心した。熊野の奥地へ進んでいくにつれ、なんかこのバスは修羅の世界へいざなう道なのかと錯覚しそうになったが、こういう世界遺産に来る方々は色々な人がいるのだろう。バスの車内が人の声で賑やかになりはじめて、少しずつであるが、この山道が楽しく思えてきた。

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